大島一水展

Carry on the tradition伝統を継ぐ

「大島工房」は、70年前に初代・一水によって創業された、栃木県の伝統工芸「日光彫」の工房です。
彫刻技術の追求・継承に尽力し、緻密ながらも力強い、数多くの名品を生み出してきました。

二代目・秀水の代では「日光彫教室 大島工房」として日光彫彫刻の奥深さ・魅力を幅広い年代へと伝え、
毎年行われる生徒作品展ではありがたいことに毎回大盛況をいただいております。

そしてこの度、三代目・永水が後を継いだ事をきっかけに、
「大島工房」として初の展示会「大島一水展」を開催する運びとなりました。

これまで日の目を見ることの少なかった一水の貴重な作品の数々をメインに、
秀水・永水の作品、一水ゆかりの品など、当工房が誇る名品を厳選して展示することで
これからもこの素晴らしい伝統を継承し続けていくという、大島工房の強い覚悟をお見せしたいと思っております。

みなさまにお楽しみいただけるよう、古くからの伝統と現代の美意識が交わる空間づくりにもこだわりました。
三日間限定の展示会となりますのでお見逃しのないよう、この機会にぜひお越しください。

About Oshima-kobo三代続く伝統工芸
「大島工房」の歴史

初代大島 一水Oshima Issui
日光彫の力強さ、繊細な彫刻に心惹かれこの道を志すも、師匠である見目酉吉氏になかなか入門を許されず、雨の日も風の日もガラス越しに見学した。
その熱意にやっと弟子入りできた事がこの道70年の歴史に繋がっている。
日光彫は奥が深く生涯、修行の身である。
二代目大島 秀水Oshima Shusui
「彫刻は理屈ではない。目で覚えろ。」
父であり、師匠である一水の教えは大変厳しく、若い頃は何度か挫折しかかった。しかしその厳しさが今の自分を作ってくれたと感謝している。私の使命は単なる技術の継承ではなく、伝統工芸の魂を次世代に伝える事である。
三代目大島 永水Oshima Eisui
「伝統は生きて流れている。」
これまでの伝統を守りながらも新しい時代に合ったアプローチを取り入れ、人々の心を動かす作品を製作したい、日光彫の発展に貢献したいとの思いから、 2024年4月より 大島工房三代目「永水」として代表を務める。

沿革

昭和 6年
一水、栃木県日光市(旧今市)に材木商の次男として生まれる
昭和26年
日光彫の彫刻師 見目酉吉氏に師事
昭和28年
師匠より独立。「伝統工芸 大島工房」創業
昭和58年
長男・秀水が二代目を継承
平成 8年
秀水、栃木県日光市(旧今市)にて「日光彫教室 大島工房」開講
平成 9年
第1回日光彫教室大島工房 生徒作品展を開催
以来、コロナ禍を経て令和5年まで23回開催される。
平成28年
「日光彫教室 大島工房」 開講20周年記念式典開催
令和 6年
秀水の長男・永水が三代目を継承
令和 6年
日光彫「大島一水展」開催

開催概要

伝統工芸日光彫 大島一水展

開催日程
2024年7月13日(土)~7月15日(月)
AM10:00 ~ PM6:00 ※入場は無料です。
開催場所
日光市杉並木公園ギャラリー
〒321-1261 栃木県日光市今市533−5
(東武上今市駅構内)
本展覧会に関するお問い合わせ
代表 : 大島永水
TEL : 090-4170-4017

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